監修・執筆医のご紹介
経歴
- 1975年東京医科大学 卒業
- 同年広島大学 第二外科学教室 入局
- 1985年医療法人あかね会 土谷総合病院 人工臓器部
- 1996年現職
- 2007年広島大学医学部 臨床教授(兼任)
- 研究分野:血液浄化療法・透析療法
所属学会
- 日本透析医学会 理事(2002-2014)
- 日本HDF研究会 理事長
- 日本腹膜透析医学会 理事
- 日本アクセス研究会 理事
- 日本人工臓器学会 評議員
- 日本医工学治療学会 評議員
- 日本アフェレシス学会 評議員
- 日本急性血液浄化学会 評議員
- 日本外科学会 指導医
- 日本腎臓学会 指導医
- 国際腎臓病学会(ISN)
- アメリカ腎臓学会(ASN)
- 欧州透析移植腎臓学会(EDTA-ERA)
- 国際腹膜透析学会(ISPD)
- アメリカ人工臓器学会(ASAIO)
- 欧州人工臓器学会(ESAO)
- 国際血液浄化学会(ISBP、vice president)
- Vascular access society(VAS)
- Steering committee of PDOPPS
読者への
メッセージ
日本の透析患者数は30万人を超え、生存率は世界のトップとなっています。これは透析器機・血液浄化器の開発、透析システムの整備に多くを負っており、学会、臨床工学技士会、業界の協力関係が大きな役割を果たしてきました。特にセントラル透析液供給システムを取り入れたため、一度に安定した透析条件を全ての地域で提供できたことが大きいと言えます。つまり、同一条件の透析が全ての地域・施設において標準的に行われたことによる成果と言えます。
しかし、人口構成や病態の多様化により、一律の透析を行うことには限界が生じていることも事実です。今後は、多様な透析療法を皆様と共に考えて行きたいと思います。