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リンが多い意外な食べ物は?

リンはたんぱく質の多い食べ物に多く含まれていると聞きましたが、そのほかに注意すべき食べ物はありますか。

リンは、玄米やライ麦パン、甲殻類、魚卵、干物などにも多く含まれます。また、食事だけでなく、間食もリンの摂りすぎの原因となる場合があるので、注意しましょう。

友 雅司 先生

2018.08.03

[監修] 友 雅司 先生(大分大学医学部附属 臨床医工学センター 診療教授)

リンは、たんぱく質の多い肉や魚、卵、豆類、乳製品のほか、加工食品に多く含まれることがよく知られています。しかし、それ以外にも注意しておきたい食品があります(表)。

表:意外とリンが多い食品の1例と100gあたりのリン量(mg)

まず挙げられるのは主食です。主食は食べる機会や量が多いので、リンの量を意識しておきましょう。特にリンの量が多いのは玄米やライ麦パンで、蕎麦もうどんに比べてリンは多めです。
主菜となる魚介類では、えび・かに、魚卵、干物にもリンが多く含まれます。野菜では、とうもろこしに注意が必要です。
見落としがちなのが、リンの多い食品が加工されて姿を変えたものです。凍り豆腐やがんもどき、きな粉は、もともとは大豆です。ツナ缶は、まぐろやかつおの油漬です。

また、食事だけではなく、間食やつまみもリンの摂取量に影響を与えます。チョコレート、ケーキなどの洋菓子、ポテトチップスはリンの量が多く、コーンフレークは牛乳をかけることでリンの量が大幅に増えます。エネルギーを補給したい人は、ゼリーや飴、マシュマロに置き換えると良いでしょう。
また、アーモンドやビーフジャーキー、するめもリンは多いので、つまみとして食べる場合はごく少量にとどめましょう。

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