3〜5月に旬を迎えるあさりは、カルシウムや鉄分などの栄養素が豊富です。
3%の塩水につけて砂抜きした後に、真水で殻の汚れを洗い落としてから調理します。冷凍保存でき、味噌汁や酒蒸しなどの調理にそのまま使えます。
栄養成分値
あさり | 生 殻つき100g (可食部40g) |
缶詰 水煮 (可食部100g) |
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エネルギー(kcal) | 30 | 114 |
たんぱく質(g) | 6.0 | 20.3 |
カリウム(mg) | 140 | 9 |
リン(mg) | 85 | 260 |
食塩相当量(g) | 2.2 | 1.0 |
カルシウム(mg) | 66 | 110 |
鉄(mg) | 3.8 | 29.7 |
殻つきのあさりの身の部分(可食部)を40%として計算した。
日本食品標準成分表2015年版(七訂)より
透析患者さんの食べ方
食べ方のポイント
- うま味成分は減塩に効果的
- 塩分は生より缶詰の方が少ない
あさりは、コハク酸といううま味成分を含みます。味噌や醤油を多く使いがちな煮物や汁物も、あさりを入れることでうま味が足され、少ない調味料で美味しく仕上げることができます。上手に使って減塩に役立てましょう。
透析患者さんの1日の目安量は殻つきで50g程度(6〜7個)です。(写真)
あさりそのものの塩分が気になる方は、生より水煮の缶詰を使うとよいでしょう。