食事のポイント

さといも

今月の食材【11月】さといも

ポイント

  • 旬は、種類により異なるが9~12月頃
  • 古くから縁起物としてお正月料理に使われる
  • 他のいも類と比較すると、エネルギーが低く、カリウムが多い

ねっとり、ほくほくとした食感が魅力のさといもは、秋から冬にかけてが旬。親いものまわりに子いも、そして孫いもが連なることから、子孫繁栄の縁起物としてお正月などのお祝いの料理に使われます。
他のいも類と比較すると、エネルギーが低く、カリウムが多く含まれるので注意が必要です。

栄養素の比較(100g) さといも じゃがいも ながいも さつまいも
エネルギー
(kcal)
58 76 108 140
カリウム
(mg)
640 410 590 380

栄養成分値(100gあたり)

さといも 水煮 冷凍
エネルギー
(kcal)
58 59 72
たんぱく質
(g)
1.5 1.5 2.2
カリウム
(mg)
640 560 340
リン
(mg)
55 47 53
食塩相当量
(g)
0 0 0

日本食品標準成分表2015年版(七訂)より
*:皮をむいて湯通しした後に冷凍したもの

透析患者さんの食べ方

食べ方のポイント

  • 1日の摂取量は40gが目安
  • カリウムが多いため、調理の仕方で工夫を

さといもは、いも類の中で最もカリウムが多いため、透析患者さんの1日の摂取量は可食部40gが目安です。(写真)意外に少ない量ですね。

写真:さといもの1日の摂取量の目安(可食部40g)

カリウムは、切ってからゆでこぼしをすることで減らせます。「衣かつぎ」のように、皮のまま蒸したりゆでたりした場合は減りません。その場合は、他のおかずでカリウムの量を調整しましょう。
また、冷凍のさといもはカリウムが比較的少ないので、旬以外は冷凍されたものを使うとよいでしょう。

矢吹病院 健康栄養科

2016.11.11

矢吹病院 健康栄養科

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