「寒ぶり」といわれるように12~2月頃の厳寒期が旬。養殖は年間を通じて出回っています。成長に伴い名前が変わる出世魚で、関東では「わかし→いなだ→わらさ→ぶり」、関西では「つばす→はまち→めじろ→ぶり」と地域により呼び名が異なります。
動脈硬化の予防によいといわれるEPAやDHAを豊富に含みます。
切り身は、身に弾力や透明感があり、血合い部分が色鮮やかなものを選ぶとよいでしょう。
栄養成分値(100gあたり)
ぶり | 生 |
---|---|
エネルギー (kcal) |
257 |
たんぱく質 (g) |
21.4 |
カリウム (mg) |
380 |
リン (mg) |
130 |
食塩相当量 (g) |
0.1 |
日本食品標準成分表2015年版(七訂)より
透析患者さんの食べ方
食べ方のポイント
- 魚の中ではリンの含有量は少ない
- かんきつ類や香味野菜、香辛料を生かすと美味しく減塩できる
魚の中ではカリウムが多いですが、リンは少なくEPAやDHAが含まれているので、上手にとり入れたい食材です。透析患者さんの1食の目安量は70gです。(写真)
照り焼きやぶり大根など醤油を使う料理が多く、塩分が多くなりがちです。柚子などのかんきつ類、生姜や大葉などの香味野菜、唐辛子などの香辛料を上手に利用すれば、調味料が少なくても美味しくいただけます。