厳寒期に美味しさが際立つ「たら」。まだらは淡白な中にも旨味があり、身が柔らかく、和洋中どんな料理にも合います。すけとうだらは、ちくわやかまぼこなどの練り製品に使われ、卵巣はたらこや辛子明太子の原材料です。
栄養成分値(100gあたり)
まだら(生) | まだら(塩だら) | すけとうだら(生) | たらこ(生) | |
---|---|---|---|---|
エネルギー(kcal) | 77 | 65 | 76 | 140 |
たんぱく質(g) | 17.6 | 15.2 | 17.4 | 24.0 |
カリウム(mg) | 350 | 290 | 350 | 300 |
リン(mg) | 230 | 170 | 180 | 390 |
食塩相当量(g) | 0.3 | 2.0 | 0.3 | 4.6 |
日本食品標準成分表2015年版(七訂)より
透析患者さんの食べ方
食べ方のポイント
- フライや天ぷらなどの揚げ物でエネルギーアップ
- かんきつ類や香味野菜、香辛料を生かせば減塩に効果的
- 加工品は塩分が多いので他の調味料を調整する
フライ、天ぷらなどの揚げ物は、油を使うことでエネルギーアップできますし、香ばしさで味わいが増して減塩につながります。また、レモンを絞ったり、酸味をきかせたトマトソースやマヨネーズを合わせると、減塩でも美味しくいただけます。
鍋物や煮物、汁物は塩分が多くなりがちです。調味料を控えめにして、香味野菜や香辛料、ゆず、すだち、酢などを利用すると減塩に効果的です。また、加工品の練り製品や塩だらは塩分を多く含むので、他のおかずは塩分の少ないものを組み合わせましょう。