食事のポイント

にんじん

今月の食材【10月】にんじん

ポイント

  • 春夏にんじんの旬は4~7月、冬にんじんの旬は11〜12月
  • 野菜の中でもカロテンを多く含む

にんじんは野菜の中でもカロテンが豊富です。カロテンは体内に取り込まれるとビタミンAに変わり、皮膚や髪、爪を丈夫に保つ役割を果たします。
旬は年に2回あり、4〜7月に獲れるものは春夏にんじん、11〜12月に獲れるものは冬にんじんと呼ばれます。春夏にんじんはさっぱりとした味で、冬にんじんは甘みが強いといわれています。

栄養成分値(100gあたり)

  ゆで
エネルギー
(kcal)
36 36
たんぱく質
(g)
0.8 0.7
カリウム
(mg)
270 240
リン
(mg)
25 26
食塩相当量
(g)
0.1 0.1
ビタミンA
(μgRAE)
690 730

日本食品標準成分表2015年版(七訂)より

透析患者さんの食べ方

食べ方のポイント

  • バターや油を使った料理でエネルギーアップ
  • 1日の摂取量は1/3本、約60gが目安

にんじんは、生、ゆでる、炒める、揚げるなど、どんな調理法にも合う、とても使いやすい食材です。
エネルギーを増やしたい方には、グラッセやかき揚げなど、バターや油を使った料理がおすすめです。

図:にんじんの1日の摂取量の目安(可食部60g)

なお、ビタミンAなどの脂溶性ビタミンは、透析では除去されにくいといわれています。基本的に、サプリメントなどで補給する必要はないでしょう。
透析患者さんの1日の摂取目安量は1/3本、60g程度です。

矢吹病院 健康栄養科

2016.10.28

矢吹病院 健康栄養科

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