独特の風味と香りが魅力のごぼうは、野菜の中でも食物繊維を多く含みます。旬は11月〜1月で、4〜5月は香り豊かな新ごぼうが出回ります。
皮にうまみがあるので、むかずに食べるのがおすすめです。きれいに洗ってから皮ごと酢水につけてあく抜きをし、調味料がしみこみやすいので味付けは控えめにしましょう。
栄養成分値(100gあたり)
ごぼう(生) | ごぼう(ゆで)* | |
---|---|---|
エネルギー(kcal) | 65 | 58 |
たんぱく質(g) | 1.8 | 1.5 |
カリウム(mg) | 320 | 210 |
リン(mg) | 62 | 46 |
食塩相当量(g) | 0 | 0 |
食物繊維(g) | 5.7 | 6.1 |
* 長さ5cm程度に切り、さらに4分割してから茹でたもの。
日本食品標準成分表2015年版(七訂)より
透析患者さんの食べ方
食べ方のポイント
- カリウムの量に注意
- 切ってから茹でるとカリウムが約40%減る
ごぼうを食べるときに気を付けたいのはカリウムの量です。透析患者さんは1食あたり50gの摂取を目安に、短期間で食べ過ぎないようにしましょう。(写真)
ごぼうのカリウムは、切ってから茹でると40%ほど抜けます。血清カリウム値が気になる方や便秘対策として食物繊維を多く摂りたい方には、茹でたごぼうの使用がお勧めです。