食事のポイント

ブロッコリー

今月の食材【11月】ブロッコリー

ポイント

  • 旬は11~3月
  • βカロテンとビタミンCが豊富
  • つぼみの色が濃くみずみずしいものがよい
  • 鮮度が落ちやすいため、早く食べきるか保存を工夫する

緑黄色野菜のブロッコリーは、抗酸化作用があるビタミンCや皮膚や、粘膜をつくるために必要なβカロテンが豊富。つぼみの色が濃く、茎の切り口がみずみずしいものを選ぶとよいでしょう。
鮮度が落ちやすいので、早く食べきるか、ペーパータオルで包みビニール袋へ入れて冷蔵する、または茹でて冷凍するなど、保存を工夫しましょう。
※βカロテンは体内に取り込まれるとビタミンAに変わります。

栄養成分値(100gあたり)

ブロッコリー ゆで
エネルギー(kcal) 33 27
たんぱく質(g) 4.3 3.5
カリウム(mg) 360 180
リン(mg) 89 66
ビタミンC(mg) 120 54
ビタミンA(μgRAE) 67 64
食塩相当量(g) 0.1 0

日本食品標準成分表2015年版(七訂)より

透析患者さんの食べ方

食べ方のポイント

  • 茹でるとカリウムが半減する
  • 酸味、辛味、香りづけの油などを生かして薄味にする

ブロッコリーは、茹でるとカリウムの量が半分になります。カリウムが気になる方は、蒸すより茹でる方がよいでしょう。茎を切る際に切り口を大きくとると、カリウムが水へ溶けやすくなります。
透析患者さんの1日の摂取量の目安は50gです。(写真)

写真:ブロッコリーの1日あたりの摂取量の目安(可食部50g)

中華、和食、洋食などいろいろな料理に合うので、香辛料やマヨネーズ、酢、ごま油、柑橘類と組み合わせておいしく減塩しましょう。


矢吹病院 健康栄養科

2018.11.09

矢吹病院 健康栄養科

ページ上部へ