緑黄色野菜のブロッコリーは、抗酸化作用があるビタミンCや皮膚や、粘膜をつくるために必要なβカロテン※が豊富。つぼみの色が濃く、茎の切り口がみずみずしいものを選ぶとよいでしょう。
鮮度が落ちやすいので、早く食べきるか、ペーパータオルで包みビニール袋へ入れて冷蔵する、または茹でて冷凍するなど、保存を工夫しましょう。
※βカロテンは体内に取り込まれるとビタミンAに変わります。
栄養成分値(100gあたり)
ブロッコリー | 生 | ゆで |
---|---|---|
エネルギー(kcal) | 33 | 27 |
たんぱく質(g) | 4.3 | 3.5 |
カリウム(mg) | 360 | 180 |
リン(mg) | 89 | 66 |
ビタミンC(mg) | 120 | 54 |
ビタミンA(μgRAE) | 67 | 64 |
食塩相当量(g) | 0.1 | 0 |
日本食品標準成分表2015年版(七訂)より
透析患者さんの食べ方
食べ方のポイント
- 茹でるとカリウムが半減する
- 酸味、辛味、香りづけの油などを生かして薄味にする
ブロッコリーは、茹でるとカリウムの量が半分になります。カリウムが気になる方は、蒸すより茹でる方がよいでしょう。茎を切る際に切り口を大きくとると、カリウムが水へ溶けやすくなります。
透析患者さんの1日の摂取量の目安は50gです。(写真)
中華、和食、洋食などいろいろな料理に合うので、香辛料やマヨネーズ、酢、ごま油、柑橘類と組み合わせておいしく減塩しましょう。
2018.11.09