食事のポイント

さば

今月の食材【11月】さば

ポイント

  • さばの種類によって旬と含まれる栄養量が異なる
  • EPA、DHAが多く含まれる

青魚を代表するさば。脂質には、動脈硬化予防で今話題のEPAやDHAが豊富に含まれています。
10~12月に旬を迎える「まさば」、年間を通して出回っている「ごまさば」、塩さばや干物に加工される「たいせいようさば(ノルウェーさば)」がおなじみです。たいせいようさばは、まさばやごまさばよりも脂質が多く含まれています。

栄養成分値(1食分70gあたり)

写真:まさば(生)の可食部70gの目安

  まさば(生) 塩さば 開き
干し
缶詰
(水煮)
エネルギー
(kcal)
173 204 244 133
たんぱく質
(g)
14.4 18.3 13.1 14.6
カリウム
(mg)
231 210 210 182
リン
(mg)
154 140 140 133
食塩相当量
(g)
0.2 1.3 1.2 0.6

日本食品標準成分表2015年版(七訂)より
缶詰(水煮)は液汁を除いたもの

透析患者さんの食べ方

食べ方のポイント

  • 加工品は生さばよりも塩分が多いので、食べ方に注意
  • 手軽で常温保存できる缶詰を上手に活用する

さばの場合、透析患者さんが主菜として1日数回食べても栄養的には問題ありませんが、塩さばや開き干しなどの加工品は塩分が多いので、食べる量を減らす、塩分の少ないおかずと組み合わせる、などの工夫をしましょう。
缶詰は賞味期限が長く(※)、開封してそのまま食べられるので、ストックしておくと便利です。ただし、缶詰の液汁には塩分が多く含まれるので、残すようにしましょう。

※:賞味期限は製造から3年(ニッスイ、マルハニチロなどメーカーHPより)

矢吹病院 健康栄養科

2016.11.25

矢吹病院 健康栄養科

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