食事のポイント

とうもろこし

今月の食材【7月】とうもろこし

ポイント

  • 旬は7~8月
  • カリウム、リンを多く含む
  • 缶詰は、塩分を含む

とうもろこしは、米、小麦と並ぶ世界三大穀物の1つです。
カリウム、リンを多く含むほか、缶詰には塩分も含まれているので、食べる際には注意が必要です。

栄養成分値(100gあたり)

とうもろこし(生)可食部100gの目安

とうもろこし(100g) ゆで 缶詰(粒タイプ) 缶詰(クリームタイプ)
エネルギー(kcal) 92 99 82 84
たんぱく質(g) 3.6 3.5 2.3 1.7
カリウム(mg) 290 290 130 150
リン(mg) 100 100 40 46
食塩相当量(g) 0 0 0.5 0.7

日本食品標準成分表2015年版(七訂)より
*:液汁を除いたもの

透析患者さんの食べ方

食べ方のポイント

  • ゆでこぼしてもカリウムが多く残る
  • 1日の摂取量は1/3本を目安に
  • ゆでる際は塩を使わずに
  • 缶詰は生・ゆでに比べてカリウムとリンが少ないが、塩分を含む

とうもろこしは、ゆでこぼしてもカリウムが多く残ってしまいます。また、リンも多く含みますので、食べる量に気をつけましょう。1日の摂取量は、1/3本(可食部80g)までを目安にすると良いでしょう。

また、ゆでるときは、塩を使わないでゆでることをおすすめします。とうもろこしの甘みだけで美味しく食べることができます。
加熱後、余ったとうもろこしは、冷凍保存すると日持ちします。また、輪切りや、軸から粒をはずして保存すると料理に使いやすくなります。
缶詰は、生・ゆでと比べてカリウムとリンが少ないですが、一方で塩分を含むので、料理に使う場合は、調味料を加減して使いましょう。

矢吹病院 健康栄養科

2016.07.08

矢吹病院 健康栄養科

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