とうもろこしは、米、小麦と並ぶ世界三大穀物の1つです。
カリウム、リンを多く含むほか、缶詰には塩分も含まれているので、食べる際には注意が必要です。
栄養成分値(100gあたり)
とうもろこし(100g) | 生 | ゆで | 缶詰(粒タイプ)* | 缶詰(クリームタイプ) |
---|---|---|---|---|
エネルギー(kcal) | 92 | 99 | 82 | 84 |
たんぱく質(g) | 3.6 | 3.5 | 2.3 | 1.7 |
カリウム(mg) | 290 | 290 | 130 | 150 |
リン(mg) | 100 | 100 | 40 | 46 |
食塩相当量(g) | 0 | 0 | 0.5 | 0.7 |
日本食品標準成分表2015年版(七訂)より
*:液汁を除いたもの
透析患者さんの食べ方
食べ方のポイント
- ゆでこぼしてもカリウムが多く残る
- 1日の摂取量は1/3本を目安に
- ゆでる際は塩を使わずに
- 缶詰は生・ゆでに比べてカリウムとリンが少ないが、塩分を含む
とうもろこしは、ゆでこぼしてもカリウムが多く残ってしまいます。また、リンも多く含みますので、食べる量に気をつけましょう。1日の摂取量は、1/3本(可食部80g)までを目安にすると良いでしょう。
また、ゆでるときは、塩を使わないでゆでることをおすすめします。とうもろこしの甘みだけで美味しく食べることができます。
加熱後、余ったとうもろこしは、冷凍保存すると日持ちします。また、輪切りや、軸から粒をはずして保存すると料理に使いやすくなります。
缶詰は、生・ゆでと比べてカリウムとリンが少ないですが、一方で塩分を含むので、料理に使う場合は、調味料を加減して使いましょう。