はまぐりは、産卵前の身が太る2月~4月に旬を迎えます。二枚貝で対の貝殻以外とはかみ合わないことから、「良縁を招く」「夫婦和合」などの縁起物として、ひな祭りや結婚式の料理に用いられます。
国産物はほとんどなく、市場に出回っているのは中国産のシナハマグリです。これを日本近海で放流し蓄養してから出荷されます。
料理の際は、砂抜きしてから用います。
栄養成分値(100gあたり)
はまぐり | 生 | 水煮 | 佃煮 |
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エネルギー(kcal) | 39 | 89 | 219 |
たんぱく質(g) | 6.1 | 14.9 | 27.0 |
カリウム(mg) | 160 | 180 | 320 |
リン(mg) | 96 | 190 | 340 |
食塩相当量(g) | 2.0 | 1.2 | 7.1 |
日本食品標準成分表2015年版(七訂)より
透析患者さんの食べ方
食べ方のポイント
- エネルギーが低いので、高エネルギーの献立と組み合わせる
- 味付けは控えめにして貝のうまみを生かす
- 佃煮は特に塩分が多いので食べる量に注意する
はまぐりは殻つき10個で100gに相当します。食べ過ぎなければ、カリウムやリンは問題ありません。ただ、貝類は食材そのものに塩分が含まれているため、汁ものの目安量は3個(30g)程度とし、味付けは控えめにして貝のうまみを楽しみましょう。
また、はまぐりはエネルギーが低いので、天ぷらなどと組み合わせてエネルギーはしっかり摂りましょう。