シャリシャリとした食感とみずみずしさが魅力のなしは、9〜10月に旬を迎えます。日本なし(和なし)は、果皮の色の違いにより、青なし(二十一世紀、菊水など)と赤なし(幸水、豊水など)に分けられます。西洋なし(洋なし)ではラ・フランスがよく知られています。
横に大きく腰の低い(お尻のあたりがふっくらとしている)ものの方が甘みがあるとされています。
栄養成分値(100gあたり)
なし | 和なし | 洋なし | 洋なし (缶詰) |
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エネルギー(kcal) | 43 | 54 | 85 |
たんぱく質(g) | 0.3 | 0.3 | 0.2 |
カリウム(mg) | 140 | 140 | 55 |
リン(mg) | 11 | 13 | 5 |
食塩相当量(g) | 0 | 0 | 0 |
日本食品標準成分表2015年版(七訂)より
透析患者さんの食べ方
食べ方のポイント
- 果物の中ではカリウムが少なめ
- よりカリウムを抑えたい人は缶詰がおすすめ
なしは、りんごやみかんと同様に、果物の中ではカリウムは少なめです。和なしは、水気の多い青なしと甘みの強い赤なしに分けられますが、カリウムなどの栄養量に大きな差はありません。
缶詰は生よりもカリウムが少ないので、カリウムの摂取量を特に抑えたい人におすすめです。
写真を参考に、短期間で食べ過ぎないようにしましょう。
2018.08.24