薬味としてはもちろん、和洋中と幅広い料理に使われるねぎは、11月から2月に旬をむかえます。「白ねぎ(根深ねぎ、長ねぎ)」と「青ねぎ(葉ねぎ)」の2種類に大きく分けられ、東日本では白ねぎ、西日本では青ねぎがよく食べられています。
保存の際は、新聞紙に包んで冷暗所に置くと長持ちします。
栄養成分値(1食分100gあたり)

写真:長ねぎ(生)の可食部100gの目安
長ねぎ (生) |
長ねぎ (ゆで) |
葉ねぎ (生) |
こねぎ (生) |
|
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エネルギー (kcal) |
34 | 28 | 30 | 27 |
たんぱく質 (g) |
1.4 | 1.3 | 1.9 | 2.0 |
カリウム (mg) |
200 | 150 | 260 | 320 |
リン (mg) |
27 | 22 | 40 | 36 |
食塩相当量 (g) |
0 | 0 | 0 | 0 |
日本食品標準成分表2015年版(七訂)より
*長ねぎは白色部のみ
透析患者さんの食べ方
食べ方のポイント
- 白色部の多い品種のほうが、カリウムが少ない
- 切ってから茹でるとカリウムを減らせる
- 香味野菜として減塩にも効果的
カリウムの量は、長ねぎなどの白色部の多い品種のほうが、葉ねぎやこねぎなどの緑色部の多い品種よりも少なめです。長ねぎのカリウムは炒めてもほとんど減りませんが、厚さ5mmほどの斜め切りをしてから茹でると、1/4ほど減少します。
また、ねぎは香味野菜の一種なので、減塩におすすめです。にんにくやしょうがなどと一緒に香味ソースにして肉や魚、豆腐などにかけると、味噌や醤油が少量でも風味が増すのでおいしくいただけます。