食事のポイント

さけ

今月の食材【10月】さけ

ポイント

  • 旬は9〜11月
  • 日本で最も捕獲量が多い品種はしろさけ
  • 生食用以外は生食はできない

しろさけ、べにざけ、ぎんざけなど品種は様々ですが、中でも「秋鮭」や「秋味」と呼ばれるしろさけは捕獲量が最も多く、9〜11月に旬を迎えます。
「さけ」と「ます」の違いは、生息域の違いによるものです。さけは淡水と海水を行き来し、ますは淡水にのみ生息します。
寄生虫がいることが多く、生食用以外は生食は出来ません。

栄養成分値(100gあたり)

しろさけ(生) しろさけ(塩ざけ) べにざけ(生) ぎんざけ(生)
エネルギー(kcal) 133 199 138 204
たんぱく質(g) 22.3 22.4 22.5 19.6
脂質(g) 4.1 11.1 4.5 12.8
カリウム(mg) 350 320 380 350
リン(mg) 240 270 260 290
食塩相当量(g) 0.2 1.8 0.1 0.1

日本食品標準成分表2015年版(七訂)より

透析患者さんの食べ方

食べ方のポイント

  • 品種によりエネルギー量と脂質量が異なる
  • 塩ざけは塩分が多いので塩抜きするとよい

さけは、品種によってエネルギーと脂質の量が違います。エネルギーを多く摂りたい場合は、ぎんざけを選ぶとよいでしょう。カリウムやリンの摂取量がさほど変わらずに、エネルギー量を増やすことができます。透析患者さんの1食の目安量は70gです。(写真)
塩ざけは塩分が多いので、よく水洗いをしてから焼くか、茹でてから身をほぐして乾煎りするとよいでしょう。

写真:さけの1食あたりの摂取量の目安(可食部70g)


矢吹病院 健康栄養科

2017.10.20

矢吹病院 健康栄養科

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