5〜7月に旬を迎えるアスパラガス。この時期は特に繊維が柔らかく、甘みがあります。選ぶときは、張りがあり、穂先が締まっているものがおすすめです。
収穫から時間がたつと繊維が硬くなるので、早めに食べましょう。
栄養成分値(100gあたり)
アスパラガス | 生 | ゆで | 缶詰* |
---|---|---|---|
エネルギー (kcal) |
22 | 24 | 22 |
たんぱく質 (g) |
2.6 | 2.6 | 2.4 |
カリウム (mg) |
270 | 260 | 170 |
リン (mg) |
60 | 61 | 41 |
食塩相当量 (g) |
0 | 0 | 0.9 |
日本食品標準成分表2015年版(七訂)より
*:缶詰はホワイトアスパラガス
透析患者さんの食べ方
食べ方のポイント
- 斜め切りにしてから茹でる
- 缶詰には塩分が含まれるので調味料を控えめにする
アスパラガスは表面が硬いため、そのまま茹でてもカリウムがあまり減りません。カリウムは細胞の中に多く含まれるので、茹でる際は、あらかじめ繊維を断ち切るように切っておくと抜けやすくなります。サラダや付け合せに使う場合は、できるだけ切り口を大きく、斜め切りにしてから茹でるとよいでしょう。
透析患者さんの摂取量は、1回の食事につき50gが目安です。(写真)
缶詰はカリウムは少ないですが、塩分が含まれるため、摂りすぎには注意が必要です。調理の際は、塩分を含む調味料は控えめにして、酢や香辛料などを使うとよいでしょう。