食事のポイント

たまねぎ

今月の食材【3月】たまねぎ

ポイント

  • 年中流通している。新たまねぎは、3〜5月ごろに出荷される
  • ずっしりと重く、頭部が傷んでいないものが良い

年間を通して出回っている通常のたまねぎは、収穫後に表皮を乾燥させ、保存性を高めてから出荷されたものです。一方、春に出荷される新たまねぎは、乾燥処理を行わないので、瑞々しく軟らかいのが特徴です。

たまねぎは頭部から傷むので、かたくしっかりとしたもの、そしてずっしりと重いものを選びましょう。

栄養成分値(100gあたり)

たまねぎ 水さらし 茹で
エネルギー(kcal) 37 26 31
たんぱく質(g) 1.0 0.6 0.8
カリウム(mg) 150 88 110
リン(mg) 33 20 25
食塩相当量(g) 0 0 0

日本食品標準成分表2015年版(七訂)より

透析患者さんの食べ方

食べ方のポイント

  • 野菜の中では比較的カリウムが少ない
  • 細かく切って茹でこぼす、または水にさらすとカリウムがさらに減る

たまねぎは野菜の中でも比較的カリウムが少ない野菜です。カリウムの多い、ほうれん草やニラなどの野菜だけで献立をつくるより、それらの野菜を少し減らして、たまねぎを加えることで、カリウムの総摂取量を減らすことができます。
また、他の野菜同様に細かく切って茹でこぼす、または水にさらすことで、さらにカリウムが減らせます。

写真:たまねぎの1日あたりの摂取量の目安(可食部70g)

透析患者さんの1日の摂取量の目安は70gです(写真)。


矢吹病院 健康栄養科

2019.03.15

矢吹病院 健康栄養科

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