年間を通して出回っている通常のたまねぎは、収穫後に表皮を乾燥させ、保存性を高めてから出荷されたものです。一方、春に出荷される新たまねぎは、乾燥処理を行わないので、瑞々しく軟らかいのが特徴です。
たまねぎは頭部から傷むので、かたくしっかりとしたもの、そしてずっしりと重いものを選びましょう。
栄養成分値(100gあたり)
たまねぎ | 生 | 水さらし | 茹で |
---|---|---|---|
エネルギー(kcal) | 37 | 26 | 31 |
たんぱく質(g) | 1.0 | 0.6 | 0.8 |
カリウム(mg) | 150 | 88 | 110 |
リン(mg) | 33 | 20 | 25 |
食塩相当量(g) | 0 | 0 | 0 |
日本食品標準成分表2015年版(七訂)より
透析患者さんの食べ方
食べ方のポイント
- 野菜の中では比較的カリウムが少ない
- 細かく切って茹でこぼす、または水にさらすとカリウムがさらに減る
たまねぎは野菜の中でも比較的カリウムが少ない野菜です。カリウムの多い、ほうれん草やニラなどの野菜だけで献立をつくるより、それらの野菜を少し減らして、たまねぎを加えることで、カリウムの総摂取量を減らすことができます。
また、他の野菜同様に細かく切って茹でこぼす、または水にさらすことで、さらにカリウムが減らせます。
透析患者さんの1日の摂取量の目安は70gです(写真)。
2019.03.15