食事のポイント

まだい

今月の食材【3月】まだい

ポイント

  • 春が旬
  • 古くから縁起物として重宝される
  • 日本のまだいの生産量の約8割は養殖物

春に旬をむかえる「まだい」。その姿の美しさと味のよさで、古くから縁起物として珍重されてきました。近年は養殖物が多く出回り、国内生産量の約8割を占めています(*)。
なお、「きんめだい」をはじめ「たい」と名のつく魚はたくさんいますが、多くはたいの仲間ではなく、見た目や色が似ていることから名付けられたようです。

* 農林水産省 平成27年漁業・養殖業生産統計

栄養成分値(100gあたり)

まだい 生(天然) 生(養殖)
エネルギー
(kcal)
142 177
たんぱく質
(g)
20.6 20.9
カリウム
(mg)
440 450
リン
(mg)
220 240
食塩相当量
(g)
0.1 0.1

日本食品標準成分表2015年版(七訂)より

透析患者さんの食べ方

食べ方のポイント

  • 魚の中ではカリウムの量が多い
  • 養殖物は天然物よりも脂が多くエネルギーが高い

まだいは、他の魚に比べてカリウムを多く含みます。また、養殖物は、天然物よりも脂の量が多いため、エネルギーが高めです。

図:まだいの摂取量の目安(可食部70g)

まだいの身はしっとりとしていて甘みがあるので、焼き物や蒸し物のような、素材の良さを生かした調理法がおすすめです。透析患者さんの1食の目安量は、60~70g程度です。(写真)


矢吹病院 健康栄養科

2017.03.17

矢吹病院 健康栄養科

ページ上部へ