「味のよさからその名前がつけられた」ともいわれる「あじ」。真あじをはじめ、まるあじ、むろあじなど種類も多く、旬も種類や産地によって異なります。
年間を通して食べられますが、4~7月が一段と美味しい時期です。
栄養成分値(100gあたり)
真あじ(100g) | 生 | 開き干し |
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エネルギー(kcal) | 126 | 168 |
たんぱく質(g) | 19.7 | 20.2 |
カリウム(mg) | 360 | 310 |
リン(mg) | 230 | 220 |
食塩相当量(g) | 0.3 | 1.7 |
日本食品標準成分表2015年版(七訂)より
透析患者さんの食べ方
食べ方のポイント
- 加工品は生より塩分が多いため、他のおかずで塩分調整をする
- 「揚げたて」も減塩に効果的。香ばしさや歯ざわりとともに素材の味を楽しんで
あじは、鮮度が良ければ刺身で食べますが、店頭では開き干しやみりん干し、フライなどの加工品も多く見かけます。
上の栄養成分値表からもわかるように、開き干しやみりん干しは生よりも塩分が多いため、他のおかずは塩分が少ないものを組み合わせましょう。
また、フライの場合は「ソースや醤油をかけるのが習慣」ではなく、揚げたてであればそのままでも美味しく食べられます。香ばしさとカリッとした歯ざわりを楽しみましょう。物足りない方は、レモンを絞ると減塩に効果的ですし、自分で最後にひと手間かけると、より美味しさが増して、食の満足感にもつながります。