秋から冬にかけて旬をむかえるさわらは、身が柔らかく上品な味わいが魅力です。その味の良さから、古くから冠婚葬祭、懐石料理などに使われてきました。
魚の中では珍しく、頭側より尾側のほうがおいしいです。
栄養成分値(100gあたり)
さわら(100g) | 生 |
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エネルギー(kcal) | 177 |
たんぱく質(g) | 20.1 |
カリウム(mg) | 490 |
リン(mg) | 220 |
食塩相当量(g) | 0.2 |
日本食品標準成分表2015年版(七訂)より
透析患者さんの食べ方
食べ方のポイント
- 他の魚に比べてカリウムが多い
- 摂取量は1回の食事につき60〜70gを目安にする
- 蒸してすだちを絞ると、素材の良さが生きて減塩にもつながる
さわらは、他の魚に比べてカリウムが多いことが特徴です。
透析患者さんの摂取量は、1回の食事につき60〜70gを目安にしましょう。(写真)
身のおいしい魚なので、煮付けや味噌漬けといった味の濃い料理よりも、シンプルな調理がおすすめです。蒸し物にして、すだちやレモンを絞れば、素材の良さが生きて、減塩にもつながります。