季節に合わせてさまざまな種類が出回るキャベツ。重量感があり、煮込むと甘みが出る「冬キャベツ」のほか、葉がやわらかく生食にも適した「春キャベツ」、葉が紫色の「紫キャベツ」などがあります。
保存の際は冷蔵庫へ。切り口が空気に触れないようにラップすると長持ちします。
栄養成分値(100gあたり)
キャベツ | 生 | ゆで | 油いため | 紫キャベツ(生) |
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エネルギー(kcal) | 23 | 20 | 81 | 30 |
たんぱく質(g) | 1.3 | 0.9 | 1.6 | 2.0 |
カリウム(mg) | 200 | 92 | 250 | 310 |
リン(mg) | 27 | 20 | 33 | 43 |
食塩相当量(g) | 0 | 0 | 0 | 0 |
日本食品標準成分表2015年版(七訂)より
透析患者さんの食べ方
食べ方のポイント
- 紫キャベツのカリウム量は普通のキャベツの約1.5倍
- 切ってからゆでるとカリウムが大幅に減る
- 汁物に使うときは別ゆでしてから入れる
キャベツはいろんな料理に適していますが、意識しておきたいのがカリウムの量です。特に紫キャベツのカリウム量は普通のキャベツの1.5倍なので、彩り程度に量を控えましょう。
ただ、カリウムの量は切ってからゆでると60%ほど減ります。ゆでたキャベツのカリウム量は野菜の中でも少ないので、透析患者さんにとっては便利な食材です。スープや鍋物などの汁物に使う際は、別ゆでしてから入れるとカリウムの量を減らすことができます。炒めてもカリウムは減りませんので注意してください。